漫画「さよなら絵梨」は面白いか、つまらない(面白くない)か評価や評判、感想や口コミを考察していきます
1、さよなら絵梨の評判は?
漫画「さよなら絵梨」の評判や口コミですが、かなり賛否両論状態です。
- 表現や構成は高評価。ただコマ割りが単調で読み辛い、ストーリー自体は面白くないと賛否両論
- メタネタの多重構造で現実と虚構の区別がつかない構成自体は玄人達に評価されてる
- 作者がわざとクソ映画漫画を作りたくて、つまらない話にしたと言う考察あり
- 「チェンソーマン」や「ルックバック」よりかはかなり落ちる作品だが、実験作としては面白い!?
- 藤本タツキ先生の漫画論的な内容なので、ファンは一応読んだほうが良い作品か!?
評価軸 | 評価 |
---|---|
ギミック・構成 | A |
ストーリー | D+かC- |
キャラ | D |
読みやすさ・コマ割り | D |
総合評価 | D+かC+ |
読もうと思ってた藤本タツキ先生の「さよなら絵梨」めちゃくちゃ面白かった
— はし (@soulnot16) May 2, 2022
オチは序盤の部分でなんとなく予想できたけどそこに至る流れや伏線回収が綺麗でフィクションとノンフィクションの曖昧さやコマ割りとか好きで一気に引き込まれた
さよなら絵梨、「面白いか面白くないかといえば面白くはないけど嫌いになれないというか普通に好きだわって感じの邦画を観た時」みたいな気持ち。
— あかねこ (@akanekobakubaku) April 10, 2022
2、面白い派のレビュー
マンガ「さよなら絵梨」面白い・おすすめ派のレビューです。
- 「メタネタやトリックが凄すぎる。劇中劇をこう使うかぁ。天才過ぎる!!」
- 「漫画で映画を撮った名作だと思う。コマ割りが読みづらいのは余計だったがね」
- 「ラストの爆発オチ感動したなぁ。ルックバックにしろ色々解釈出来る結末良き」
- 「どんでん返し凄すぎる。カメラワーク凄いし、漫画家の反応も良いし才能の塊だ」
- 「劇中劇だったのは母親死亡までなのか、絵梨死亡までなのか。考察しがいがある傑作です」
- 「クソ映画を描いたのだから面白くないという意見も作者の思惑通りと言う構成凄すぎる」
どこが劇中劇なのか、どこが真実なのか分からない構成は見事!!と言う評価が多いですね
不思議な読書体験に興奮したファンが多い様です
さよなら絵梨、結局のところ最後の爆発オチ含めて藤本タツキの作家としてのスタンスを語る内容だったので感動というより興味深いという意味で面白かった。ファイアパンチもチェンソーマンも周りから台無しと言われようが本人はアレを最高だと思ったからやったんだ!個人的にはアリだったけど。
— stone (@GoingStone) April 15, 2022
「さよなら絵梨」面白かった。
— リポヒロ (@repohiro) April 16, 2022
この漫画すげぇよ。理論的にも感覚的にも面白い。
映画の内側と外側を変幻自在に描きつつ、映画という表現媒体の本質に踏み込んでいる。これは、メタフィクションにおける一つの極地とも言えるのではないか。
藤本タツキ、本当に映画好きなんだな……。
3、つまらない派のレビュー
コミック「さよなら絵梨」面白くない・つまらない派のレビューです。
途中で読むのを止めてしまった方が結構多いみたいです
- 「コマ割りが読みにくいわ。作者が俺の作品なら最後まで読んでくれるだろうって驕った作品。いまいちっす」
- 「読者置いてけぼりの訳分からない作品だった。200ページにする為に引き伸ばしと水増しが多過ぎる」
- 「相変わらずキャラが薄っぺらいし、話が浅い。マキマみたいな女性しか描けないのか」
- 「さよならエリは微妙な話を、わざと微妙な話にしたんだよ!!って構成にしてるのが残念すぎる」
- 「さよならえりがっかりした。ファイトクラブとかハリウッド映画の下手なオマージュって感じ。」
- 「作者のお気持ち表明をB級クソ映画オマージュでやった感じ。色々意味分からないし、分かりにくい」
「話が難解」「ファンが深読みしてるだけの駄作」「4コマ漫画の様なコマ割りが単調で飽きる」と言う意見が多いですね
コマ割りが読みにくいと言うのは確かにそうですよね...
普通のコマ割りだったらもっと人気が出ていたかも!?
ただ、ギミック的にはこのコマ割りで大正解なので...難しい所。それを作者も理解していて中編でやったのでしょうが...
『さよなら絵梨』どうしよう、全然面白くない。
— momoi mai🌻 (@inmysun) April 11, 2022
勝手に始まって勝手に終わる、まさに「クソ映画」ではあるんだけど、もっとクソな「クソ映画」を知ってるとそれで「やられた!」とも思えないし。
さよなら絵梨はコンテンツではなくて構成で面白さを作ろうとしている作品なのだ。こうした作品は「そのままだとつまらないコンテンツだから、構成をいじって面白く見せかけているだけなんじゃないの?」と思ってしまうのが人情だし、実際、その通りなのだ。だから、本作は低評価の方が妥当なのだ。
— アライさん流まんまるまる亭 (@skryta) April 11, 2022
4、よくわからないし意味不明?
「最後の爆発オチが訳分からん」「話や構成が意味わからない」とツイッター等でも大賛否両論状態でした
なるほど...ただそれが作者の狙いの様です。
最初の爆発オチ映画を観た観客達が、その映画を「クソ映画」と怒っていましたよね?
それと同じ様にこの物語を最後まで読んだ読者が「クソ映画」と言ってしまう
読者にこの物語の観客と同じ感情を追体験させたかったと言う考察が根強いです。
わざと意味不明だったり、つまらない話にした様です。
ちなみに最後の爆発オチは「作品には1つまみのファンタジーが必要であり、絵梨が吸血鬼と言うファンタジーを入れたが、彼女が本当の吸血鬼だったので、爆発と言うファンタジーを再度入れた説」が濃厚です
||・ω・`) よくわかんないは=つまらないではないかもしれないけど、理解できないものは面白くなくて読む気が無くなるってのがシンプルだと思う。
— げらん@余生 (@sinoda1gkera) April 12, 2022
あたしは15ページで疲れて読むのやめちゃった。#さよなら絵梨
5、どういうこと?
最初のスマホの画面で「さよなら絵梨」と言うタイトルが浮かび上がっていましたよね。
そこから全部...優太の母親との話も、絵梨との話も、最後の爆発も全部をひっくるめて1本の映画だったと言う構成ですね
ラストの爆発オチは「この読み切り全部が創作物(フィクション)なんですよ」と読者に伝える為にやったとか何とか。
5-1、お気持ち表明作品?
描きたいものを描いたファイアパンチで認めてもらえなくて、お涙頂戴作品のルックバックで大絶賛された。
それで色々傷付いただけど前向きに生きていきます、これからは読者に縛られず好きに書いていきますよ!!と言う自己表明した作品だったのではと一部で言われています
あーそっかさよなら絵梨終盤の優太と絵梨の再会シーンは、あの部屋自体がファイアパンチの「人が死んだら行く映画館」とも解釈できるのか
— 登山 (@tozanto) June 16, 2022
5-3、読み方は?
「さよなら絵梨」の読み方や読む順番ですが、1本の映画の様な作品なので、普通に最初から最後まで順番に読むでOKです。
6、爆発オチなんてサイテー
ただ爆発オチには意味がある様です。
ファン曰く「映画にはひとつまみのファンタジーが必要。絵梨の吸血鬼オチがそのファンタジーだったが、彼女が本当に吸血鬼だったのでファンタジーが無くなってしまった。その為、ラストに爆発オチ(ファンタジー)を加えて作品を完成させた」
との事。
また、母親や絵梨等に作家性を消され続けてきた人生に区切りを付ける為、否定されてきたが優太の作家性である爆発オチにしたと言う解釈もあります
さよなら絵梨の爆発オチ、主人公は背後で爆発フィナーレを演出したかっただけで脈絡がなかったので酷評されたが、最後はちゃんと演出通りに出来てるし定番の背後爆発演出と爆発オチなんてサイテーの融合なんだな・・
— ふじふじ (@fuji564) April 15, 2022
爆発は最高でしょはホンマわかる
7、名言「作り手も傷つかないとフェアじゃない」
厳密には「創作って受け手が抱えてる問題に踏み込んで笑わせたり泣かせたりするモンでしょ?作り手も傷つかないとフェアじゃないよね」と言う発言。
これが藤本タツキ先生の漫画哲学なんだろうと考察されています
「ファイアパンチ」の時に「1話がピーク」「失速した」とかなり叩かれ、その後「チェンソーマン」や「ルックバック」で大絶賛される様になりました
その事で傷ついたり、色々思う事があったのでしょうか。
ちなみにアンチ達曰く「さよなら絵梨は、つまらないと叩かれ傷付かない様に何重もの保険をかけた作品。そんな事言っても説得力ないよ」との事。ううむ
8、どこで見れる?
「さよなら絵梨」はどでこ見れるか、読めるアプリを解説すると、現在全巻無料で読めるサイトはありません。
ジャンプ+で無料公開していたんですが、書籍化に辺り、非公開になってしまいました。
単行本を買って読むしか方法はもうありません
8-1、読めないし、見れない?
「さよなら絵梨」が読めない、見れないとサジェストに出ていますね
その通りで、単行本化される際に公開は終了しました。
8-2、非公開?
「さよなら絵梨」は非公開と言うか、十分な期間無料公開し、単行本も発売されるので公開終了しただけです
8-3、単行本化・書籍化はいつ?
9、削除理由はなぜ?
「さよなら絵梨」ジャンププラス版の削除理由はなぜかですが、単行本が発売されるからですね
流石に発売する時に、全ページ無料で読めたら...売上に響くので...削除と言うか公開終了した訳です。
10、売上や発行部数は?
実際の数字は公表されていないんですが、POSランキングを見た感じ
マッシュル→さよなら絵梨→勇者アバンと獄炎の魔王→新テニスの王子様と言う順位でした
マッシュルが初週売上7万、勇者アバンの初週売上が大体2万3800部とかなので、まあ大体初週売上3万部~7万部。
ジワジワ売れていずれ10万部行くかな!?と言った感じの売上でしょう
11、パクリ?元ネタは?
「さよなら絵梨」は「ぼくのエリ 200歳の少女」「ファイトクラブ」のパクリ、元ネタにしていると言う意見が散見されますね
その他「ダークナイト」や「メメント」、「加藤純一」「シックスセンス」もオマージュしているのでは?と考察されています
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